AUMAの水中用アクチュエータ
水没の可能性がある地下の上下水道管施設や、地上で水位に変動がある場所でも、
水中用に設計されたアクチュエータは確実に稼働します。
水没用SAアクチュエータは地上に設置されたときと同様に稼働させるために、浸水の
防止と総合的な腐食保護を施しました。 電機接続部には通常の倍の密着度のケーブル
グランドを使用し、全てのハウジングカバー内部には2重のシールを内蔵。そして
通常よりも堅いシャフトを使用することで、継続した水中での稼働を可能にしました。
全閉全開リミット位置やトルクなどすべてのアクチュエータ設定はハウジングカバーを
開放しなくてもAC型制御装置にて設定できます。AC型アクチュエータ制御装置はバルブと
アクチュエータとは別に浸水区域外に設置されており、制御装置とアクチュエータ間の
ケーブルは最長100mまで延長できます。 SA/SARシリーズはもちろんのこと、
新しいインバーターによる速度変更可能型SAVとSARVシリーズも水中で継続的に
使用することができます。これらのアクチュエータは標準でも15mの水深に適応します。
AUMAのアクチュエータの特徴は4つです。1、取り付けが簡単である点。
2、電源と信号ケーブルだけで稼働する点。3、低コストでメンテナンスが受けられる点。
そして最後に、水質汚染の可能性があるオイルを使用せず、環境に配慮している点です。
AUMAの新しい製品は水中での連続稼働を実現したことで水力発電所や水道供給、船に取り付けられる
バラソタンクなど、水中での様々な特殊な使用方法のための更なる改良・開発が進むことが期待されています。